2023/09/22
いよいよ新海苔年度始動情報
皆さん、随分ご無沙汰してしまい、大変申し訳ございません。
2022年度の共販枚数は最盛期の半分にも満たない48億4,350万枚と、前代未聞の不漁に終わり、
私がこの業界に入って40年あまり、初めてのことでした。
特に昨年度は、全国の生産量の5割弱を占める佐賀県・福岡県が例年の半作たなったことが
影響しています。その為、2月3日に佐賀で行われた第5回入札の平均価格が33円まで跳ね上がり
その後の2月17日の平均価格が23円と高止まりし、3月になってようやく下がってきたような
状況でしたが、それでも2022年度の全国平均価格が17.24円、昨年度が11.75円で、5.49円も高く
終わっています。
通常であれば、内容量変更などの対策を取るところですが、現在の情勢中では、資材費・燃料費・
運搬費の高騰に、資材を発注しても、納期が3か月~4か月位は掛かるわけですので、
各海苔メーカーとも、こぞって6月1日より値上げの動きを取り始めていると聞きましたが、
9月の今現在、スーパーの店頭でもそれほど値上げになっていないような気がするのは
私だけでしょうか?
ここで登場するのが、韓国産の海苔です。外食などには以前より使用されていましたが
より一層の拍車がかかっているようです。これは、板海苔に限ったことではなく、
ばら海苔・スーパーなどに並ぶ家庭用の味付け海苔にも影響が出てきています。
これは、先程も記載しましたが、大豆小麦粉・油などの材料費の高騰や電気代・運搬費など
ありとあらゆるものが値上げラッシュで、外食産業では、値上げを抑える為に、少しでも
安い食材を探したり、使用量を抑えたりと努力をされています。
それでは今年はどうなるでしょうか?
8月中旬以降より、宮城県で陸上採苗が順次始まり、徐々に西に進んでいきますが、
温暖化による海水温の高さ、河川の浄化による、窒素やリンが不足しての栄養塩不足は
今年も変わらないような気がしますし、海水温が高いため、昨年のように赤潮の大量発生で
2022年度の生産枚数位にとどまるのではないかと思います。
それにより、板海苔相場が上がれば、少なからずも、ばら海苔の仕入れにも少し影響が出てくるのは
必至だと思います。
今後の養殖に関する状況が入ってきましたら、記載していきます。
少し長くなりましたが、最後に在庫状況を記載します。
7,600~8,500/kg・・・・・・・・・・若干の在庫があります。
6,600~7,500/kg・・・・・・・・・・若干の在庫が有ります。
5,600~6,500/kg・・・・・・・・・・数量のまとまった物は少なくなっています。
4,600~5,500/kg・・・・・・・・・・数量のまとまった物は少なくなっています。
3,500~4,500/kg・・・・・・・・・・数量のまとまった物は少なくなっています。
まとまった数量のものは少なくなってきましたが、お問合せ頂きましたら、サンプル・見積書を
ご提示致しますので、お気軽にお問合せ下さい。